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「同胞」-はらから(どうほうと読まないでね) [倍賞千恵子]

同胞

同胞

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • 発売日: 2005/06/29
  • メディア: DVD


 この映画は当初それほど興行的には成功したとはいえなかったらしい。
確かに内容は実際に起きた出来事を題材にしていて地味であることもそうだろうが、
逆に映画館に続々と人が詰め掛ける映画だけが良い映画とは限らないと、映画を観て感じた。
 内容は岩手県松尾村の青年団が力をあわせて統一劇場の演劇を成功させるというもの。
当初は赤字が出たらどうする?開演時期は刈り入れ時期で忙しい・・・などと後ろ向きの発言が
目立ったが、次第に統一劇場の河野秀子(倍賞千恵子)の熱意に心を動かされていく。
 見所は青年団の会議の場面だ。
いろんな意見が出る。中には「何それ?」みたいな的外れな意見も。
でも誰か妙に力のある人物の鶴の一声で物事が進むとしたら、それは実に恐ろしいことだなと
感じている昨今だけに、この会議の場面は妙に清々しいのだ。
思っていることを包み隠さず発言し、それに対して思うところを反論する。
そして最大公約数的であってもひとつの結論に至る。
ううん、これが民主主義のあるべき姿なのではないかとしみじみと感じた。
 実にさわやかな涙を流すことができた。この映画に感謝!


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