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川田さんの死に思うこと [事件]

すべてのニュースを見たり、彼女のブログをつぶさに読んだわけではないけれど、周りの親しい人間は何も出来なかったのかが悔やまれる。自殺を予見させる内容の文章を本人が書き綴っているというではないか。
なおかつひと目に付きやすい場所を選んでの自殺。やはり誰かに思いとどまらせて欲しかったという彼女の潜在意識が感じられる。

自殺するなんて人間として最低だとか、結局弱いのだ、とか亡くなった人を揶揄したり、誹謗中傷する輩の存在には辟易するが、「死にたい」とまで思ったことの無い自分がどれだけ彼女の気持ちに近づけるかを思うと、全く自信が無いし、生きることにそれほど頓着していない自分が死を選んだ彼女に何が言えようか?生きること真摯に考えたからこそ自らを終わりにする道を選んだとはいえないか。

今生きている現世しか信じられない自分にとって「死」はすべてが無に帰してしまう事態だ。それが故に非常に恐れを抱いている。もしかしたら、彼女は今生きている現世に別れを告げ、自身が本当に自分を赦せる世界に進んでいったのではないか。そう思ってやることが、彼女にとっての供養ではないかとも思えるのだ。

その昔、あるマラソン選手が命を絶った。葬儀で友人の重量挙選手が祭壇に向かって言ったそうだ。「おまえなあ、何で死んだんだ?生きてりゃあいいこと沢山あるってのに・・・」。
同じような言葉を彼女にかけてやれる人がいなかったのは残念で仕方が無い。

合掌
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